引きこもりが在宅介護をすると色々厄介ですよ。

私が書いた本にもちらっと書いていますけど、私は現在、祖父母の在宅介護を続けながら引きこもり中です。

まあ、実家でお世話になっているので、見守りや介護をすること自体に不満を持っているわけではないのですが…やっぱりこれ、引きこもりに任せてしまうと色々と不都合がでるよな、とは感じています。

まずは、介護をしているから働かなくてもいいでしょ、みたいな気持になってしまいがちなのがヤバいですね。

要するに、引きこもっている、という事実に対して、在宅介護を言い訳に出来てしまうということです。

確かに、在宅介護は本当に厳しいです。

私の場合は祖父母2人を見守っているわけですが、祖父母が起きている間は、基本的に見守っていないと何をするか分かりませんから。

でも、このままではどう考えても駄目ですね。在宅介護をしていたらお金が増えるわけでもないですし。

そして、もう1つは、ネガティブ思考が加速してしまうということがあります。

ほら、よく弱ったお年寄りって、「もう早く楽になりたい」とか「早くお迎えが来てほしい」みたいに言う人って、いるじゃないですか。

うちの祖父母も、両方90代ですので、そんな感じなのです。

なんていうか、早く死にたいと願っている祖父母を介護する、言い換えると延命させているのって虚しい気持ちになりますし、毎日毎日、そういうことを言われると、こちらの気も滅入ってしまいます。

だから、こちらまでマイナス思考が伝染するというか。

ただでさえ引きこもりというマイナス要素があるのに、更にマイナスが加速してどんどん落ち込んでいきがちになります。

だから、引きこもりで時間がありそうだからといって、引きこもりに在宅介護を任せてしまうというのは、ちょっと考えものだと思いますよ。本当に。