ひきこもりの体力についての話、第3回目です。
そして、更に、体力が低下してしまうと、自信を失うことにもなります。自信を失うことで、ひきこもりが長期化してしまうことにも成りかねません。
例えば、普通に生活するのも厳しいぐらいに体力が低下した人が、外に出てアルバイトなんて、いくら時給がよくても出来ないでしょう。
そして、体力が低下しているという事実を知ってしまうと、体力がないのを言い訳にして、外に出ない、ということが起きてしまいます。「体力がないから、外に出て仕事するなんて出来るわけないじゃないか!」みたいになってしまうわけですね。
こう書くと、凄くわがままだと思ってしまうでしょうけど、これって、自分自身に対する自信の無さの表れでもありますから。
仕事をしっかりと出来る自信がないから、拒絶してしまう…そういう悲しい側面もあるのです。まあ実際仕事を始めると、最初は辛いとはいえ、慣れてくるに従ってだんだんと体力が回復してくるものですが…
やはり、体力の低下で自信を失ってしまうと、何をするにも億劫になってしまう面とあわせて、初動といいますか、最初の1歩的なものが踏み出せなくなっていきます。
そういう意味でも、体力の低下はひきこもりにとっては、致命的なものの1つといえるでしょう。