引きこもりの高齢化がやばい理由 その3 最後は…

さて、引きこもりが長期化、高齢化すると、お金の面で非常に困ったことになるという話、最後です。

前回は、健康寿命やら、介護の話やらをしましたけど、今回は…まあ分かると思いますが、最後です。

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ということで、最後は、養ってくれていた親との死別、ですね。

当たり前のことですけど、人間は最後には死を迎えます。それはどうあがいても覆すことは出来ません。

そしてたいていの場合は、高齢者から死んでいきます。ということは、あなたよりもあなたの親のほうが先に死ぬ可能性が高いわけです。

で、当たり前ですが、死ぬと年金等ももらえなくなるので、引きこもり状態の人を養うことは、どうあがいても不可能です。

例えば、介護の必要がほとんどなく、死ぬギリギリまで元気で、年金で何とか生活できていたとしても、死んでしまうとそれも出来なくなります。

そうなると、お金を稼ぐことが出来ない引きこもりは、何もすることが出来ない、という状況に陥ってしまうでしょう。

というよりも、人が死んだらどうすればいいのかすら分からない状況になってしまうかもしれませんね。

実は最近、私の家族が1人、死にました。

私は喪主ではありませんでしたが、喪主と共に、色々な手続きやら会計やらを手伝いましたけど…かなり大変でしたよ。ある程度の知識も、お金もかかります。

少なくとも、それまで引きこもり状態で社会を全然知らない人ができるものではないですね。

遺産等の話もあるでしょうけど、そもそもどうやったら遺産相続できるのか、とかも分からないでしょうし。

まあ、長年引きこもりの子供を養っていた場合だと、そこまで残っていないでしょうけど。

80歳の親が50歳の子供の面倒を見るとかで問題になっている、8050問題もヤバいですけど、死別するのは、本当に最大の危機です。

高齢者は、本当にある日突然、すっと逝ってしまいますよ。

そんな時に何もすることが出来ないとか、その後、どうやって暮らしていけばいいのかわからない…そんな状況になんて絶対にならないようにしてください。

以上、引きこもりが高齢化したらどうなってしまうのか、というのを3回に分けて書きました。

そんな悲しい未来を迎えないためにも、引きこもり脱出を、最低でも引きこもりでもお金を稼げるようになってください。