中年以上の高齢化の原因や理由 その4 就職氷河期

中年以上の引きこもりが増加傾向であるという原因や理由を書いています。

今まではブラック企業や仕事が合わない、人間関係が辛いといったことについて少し説明しましたが・・・

今回は、そもそもどうしてブラック企業、自分に合わない職業、人間関係がキツいところに就職してしまったのか、みたいなことをについて考えていきます。

>>>以前の記事はコチラ(ブラック企業と引きこもり)

今の20代以下の人はあまり知らないと思いますが、1993年頃から10年以上に渡り、「就職氷河期」と呼ばれる、就職活動しようにもほとんど就職先がないという、とんでもない時期がありました。

その時期に就職活動した人は、本当に必死だったと思います。もう募集しているところに手当たり次第に採用試験を受けに行ったりとか。

その結果として、全く望んでなかった業種の企業に就職したけど上手くいかないとか、ブラック企業に就職してしまった…みたいな人も一定数いたはずです。

いや、就職できた人はまだ良くて、その時期に就職できなかった人も大勢いました。

そういう場合は、派遣社員とかフリーター等で食いつなぐ人もいたでしょうけど、就職活動に失敗して引きこもりになってしまった…という人もいるでしょう。

そのときに引きこもりになってしまって、現在もずっと引きこもり…何ていうパターンも結構います。

ですので、就職氷河期で上手く就職ができなかった、就職できたけど微妙な企業、ブラック企業だった等の理由により辞めたり、職を転々とするも上手くいかずに引きこもりになった、という人も多いのではないでしょうか。

就職氷河期世代の人達は、今の30代後半~40代ぐらいと、高齢になっています。

このことから、就職氷河期の就職関連の厳しさ、失敗が理由で引きこもりになっている人も引きこもりの高齢化の原因となっているのではないでしょうか。

>>>あ、別に就職氷河期に限らない場合もありますよ。