【最終回】大学生の引きこもり実体験その7 そして就職へ。

いきなりの急展開から、引きこもり+3回留年したものの、卒業が確定した、ということを書きました。

>>> 詳しくは前回の記事で!

ですが、大学を卒業するだけではダメですよね。

そう、就職しないと生きていけない…とまでは言いませんが、お金に困る生活をしなければならなくなります。

今後の人生設計にも大きな穴が空きます。

※3回留年した時点で既に大きすぎる穴があるというのは言わないでくださいね。

そもそも、私が理系の大学を選んだ理由は、少しでも有利に就職活動をするためだったのですから。

ということで、年始に卒業論文を仕上げて、卒業できることがほぼ確定したのは良かったのですが、卒業した後に就職するアテがなかったのです。

どうしようか・・・と悩んでいたところ、なんと、これも驚くべきことなのですが、新しい担当教官が就職の斡旋までしてくれたのです!

すごい、新しい担当教官、超有能

もしかしたら新任だった前の担当教官がダメ過ぎただけかもしれないけど・・・。

ただし、3回も留年していますし、卒業まで残り2ヶ月というギリギリの状態でしたから、いわゆる一流企業とか普通の大卒の人が行くような就職先はありませんでした。

何とか滑り込めたのは、とある町工場の現場作業員

ですが、一応研究していたことと全くの無関係ではないですし、そもそも今までのこともあり、「研究職は絶対に行きたくない!!」と心に決めていたので、渡りに船、でした。

しかもその町工場、住んでいる実家から通える距離だったのです。

実家からですから衣食住が保証されているし、生活費も少なくて済むため、お金に困る生活はしばらくしなくても良さそうだと思いました。

そんなこんなで、たったの半年ちょっとで、就職から卒業まで、一気にクリアすることが出来ました。

本当に今考えても、非常にご都合主義的な展開なのですが事実です。

・・・ちなみに、就職から卒業まで面倒を見てくれた新しい担当教官とは、10年以上たった今でも年賀状のやり取りをしています。

付き合い的には、たったの半年程度でしたが、ムチャクチャお世話になりましたから。

最後に話が少しそれましたが、これが私、「引きこもり中年オヤジ」が大学生だった時の引きこもり実体験です。

私のつたない文章を長々と読んでくださった方、本当にありがとうございました。