前回、親はひきこもりの直接的な原因になることは少ない、みたいなことを書きました。
ですが、ひきこもりの長期化を助長させているのは、親や保護者の責任であることが多いです。
理由は…
そもそも、ひきこもりをするには、衣食住が最低限必要です。
しかもひきこもりは、その衣食住を自分で用意するだけの経済的余裕がない場合が多いはずです。
じゃあ、いったいどうやって衣食住を維持できているのか、それは…親だったり保護者が援助しているから、ということになりますよね。
確かに、親や保護者の援助は、ひきこもりが生きていく上で必要不可欠なものかもしれません。子供がまだ成人していないのなら尚更でしょう。
ですが「援助し続けるだけ」という行動は、ひきこもりを長期化させてしまうことに繋がります。
だって何もしなくても援助してくれるのですから、援助がなくなるまでズルズルいっちゃいそうじゃないですか?
金銭的、経済的な援助をする以外にひきこもりに対してどうすればいいか分からない、というのも分かります。
下手なことを言うと、ひきこもりになっている子供の状態がさらに悪化する可能性もありますからね。
それに、ひきこもりの子供が安らげる環境を提供すること自体は間違っているとは言えません。
ですが、そのまま援助だけして、何もしないでどんどん長期化していくと…
復帰、脱出できる可能性は低くなっていきますし、復帰や脱出できたとしても、微妙な職業にしか就けなかったり、再びひきこもりを再発したり…という危険性も高くなります。
ですので、ひきこもりを出来るだけ早く解決するためにも…
金銭的、経済的な支援だけではなく、積極的に各自治体のひきこもり地域支援センター等に相談するべきですよ。
ひきこもり地域支援センター等は、今までたくさんのひきこもりの人に対応してきているので、少なくとも家族だけで悩むよりは解決策を見いだせる可能性が高いでしょうから。