今回は、引きこもりの長期化が危険な理由について書いていきます。
先に書くと「引きこもり状態を物理的に脱出する」というだけなら長期化してもそこまで問題ではありません。
物理的に脱出するというのは、引きこもりじゃなくなる、つまり外出することが出来るようになるということです。
もちろん、「外出が出来るようになる」ことも望んでいるとは思いますが、本人や親が本当に求めているのは、そういう意味での引きこもりの脱出ではないですよね?
真の望みは、こういうものだと思います。
…この望みは、引きこもりが長期化すればするほど叶えることが難しくなります。特に就職や結婚というところがかなりネックになるでしょう。
学校に関しては、高校でも年齢制限は無いので行こうと思えば行くことは出来ます。(それでも心理的な障壁は大きいでしょうけど)
ですが、就職や結婚に関してはお金を出せば出来る、というわけではないですよね。
例えば、30代、40代までずっと引きこもりを続けていて、覚醒し、高校に行ってから就職しようとしても…高校卒業だけなら出来るでしょうけど、その先の就職は非常に厳しいでしょう。
年収が高い職業にはまず就けないでしょうし、選択の幅が非常に狭いというか、ほとんどないでしょうね。
で、30代や40代で年収が低いどころか下手したら無収入。
そんな経済的な余裕がない人が結婚できるかと言うと…男性では非常に難しいでしょうし、女性でも、相当魅力的でもない限りは難しいでしょう。
ですので人並の幸せな人生、みたいなことにはならない可能性が高いです。
できるだけ幸せな人生を送るためにも、ひきこもりの早期解決、脱出は必要不可欠ですよ。