どうやら最近、引きこもり復帰支援業者とのトラブルが相次いでいるようですね。
引きこもりからの社会復帰を支援するという名目で非常に高額な料金を受け取りながらも実際は全く支援しない、みたいな民間業者がいるのだとか。
まあ確かに、引きこもりを無理やり部屋から出すという荒療治に関しては、全く効果がない、というわけではないとは思いますけど、本人が全く了承していないのに無理やり連れて行くのは色々と問題がありますよね…。
それにいくら無理やり連れ出したとしても、引きこもり本人に働く気だとか社会復帰する気がないのであれば、仕事を無理やり決めてもすぐ辞めるでしょうから。
行政の引きこもり対策は、確かに後手に回っている感じはするのですが、民間の引きこもりの社会復帰支援を頼る前に、先に引きこもり地域支援センターなどで相談した方がいいと思います。
まあ、そういう高額な民間の支援業者に頼む人は、行政系の相談や病院、カウンセラーなどを既に利用している可能性も高いですけどね。もししていないなら、です。
結局、引きこもりを解決するためには、その本人がどうにかしないと、と感じて、脱出するしかないわけで。本人がやる気を出してくれるように上手く立ち回るのならともかく、回りがいくら適当にちやほやしても、効果は薄いでしょう。
それどころか、やり方を間違えると更に意地になってしまって逆効果になってしまう可能性すらあります。
で、引きこもりが長期化すればするほど、本人に諦めの気持ちが出てきやすい状況になってしまいます。引きこもり続けている本人でも分かっているのですよ。長期化すればするほど、ヤバいということは。だから諦めの気持ちが出てくるわけです。
ですので、出来る限り早めに引きこもりを脱出する必要があります。
重ねて書きますけど、まずは行政の引きこもり地域支援センターなどを使ったほうがいいです。民間の支援業者に頼るのも悪いとは言いませんけど、本当に最後の手段、という感じがいいと思いますよ。