前回、前々回と、引きこもり状態の人が生活習慣を変えるために必要なこととして、お金を稼ぐ理由やその目標、動機などが必要です、みたいなことを書きました。
今回は、どうして生活習慣を変えるために、目標や動機、理由などが必要なのか、ということを書いていきます。
人間は、目標や理由、動機がないと、動けない
まず、人間は、目標や理由、動機がないと行動しない、という特徴があるからです。
例えば、歩いて外出する場合なんかも、近くのスーパーで食材が安いから買い物に行くとか、健康のために1日30分のウォーキングをするとか、ほとんどの場合、なんらかの理由がありますよね。
意味もなく、歩いて外出する、なんていうことは、ほとんどの人がしないでしょう。引きこもり状態の人なら尚更です。
というように、ただ単に、歩いて外出するだけ、という場合でも何らかの理由が必要なわけです。
引きこもりを脱出してお金を稼ぐ、なんていう、その人にとっては難易度が高いことを実行するのであれば、それなりの大きな理由や動機が無いと動けないのは当たり前でしょう。
人間は変化を嫌い、安定を求める傾向にある
また、人間は、変化を嫌い、安定、安心を求める傾向があります。
変化を嫌うということは、要するに、何らかの強い意志を持たないと生活習慣を変える、ということを心が、脳が拒否してしまうわけです。
口では、「引きこもり状態を脱出しないと!」みたいに言っていたとしても、心の奥底では、「今の生活のままでもいいのではないか」みたいに思ってしまっているのです。
だって、引きこもり状態のままでも今まで生きてこれたわけじゃないですか。事実、少なくとも、2~3日で生活習慣が一変する可能性は低いです。
だったら、「このままズルズル行ってもいいのではないか、何とかなるさ」という甘い考えが、どうしても心の奥底に潜んでいます。
生活習慣を変えようとするのは、流れの激しい川に逆らって歩くような感じになりますからね。
そういう行為を行うだけの理由がないと、川の流れに負けて、そのままいつもの日常、生活習慣に戻ってしまいます。
だから、自分自身の心を納得させるだけの大きな理由や動機、目標などがないと、何かを変える、生活習慣を変えることは非常に難しいわけです。
理由や目標、動機を必ず持ちましょう
ということで、生活習慣を変えたければ、変えるだけの理由や動機、そしてどうなりたいか、という目標をしっかり設定する必要があります。
それが出来てはじめて、生活習慣を変えるための準備が整います。
ですので、どんな理由でもいいので、あなた自身が納得できる、生活習慣を変えてお金を稼がなければ、と思えるようなことを決めてください。