さて、30代後半アラフォー中年の引きこもり体験談、そろそろ引きこもりになる兆候が見られますよ。
就職した町工場の生産現場は、結構なブラック企業っぷりでしたが、私は一生懸命働いていました。
ですが、2015年の春、とある事件が起きます。
なんと、その町工場で生産した製品に致命的な欠陥が発見されたのです。ユーザーからの苦情で発覚しました。
しかもその製品を製造した責任者の名前は・・・わ・た・し。
当たり前のことですが、何かを製造した場合、誰がそれを作ったのか、というのは分かるようになっています。
ただ、1人で作っているわけではなく、いろいろな工程を渡って作るものですので、沢山の人が関係しています。
まあ責任者的なところのサインは私の名前でしたけど。
ということで、急遽、原因探しが始まりました。
私が責任者だったということもあり、本当に色々と原因を探りました。
もちろん、通常業務もありましたから、更に残業時間は増えました。
あまりにも増えすぎたので、朝の6時前には出勤して夜は24時を超えることもありました。栄養ドリンクやブラックコーヒーをがぶ飲みしながら、なんとか原因を特定しようと必死になっていました。
だけど・・・いくら探しても原因が見つからないのです。
品質管理とか色々な部署の人にも手伝ってもらったのですが・・・やっぱり原因不明。
結局その製品は、原因不明のまま回収騒ぎとなり、とんでもない金額の負債が残る結果となりました。ざっと億単位です。
なかなか原因が見つからないけど必死になって調査する、そんな毎日が続いていたのですが・・・ある日、絶望的な宣告が下されたのです。