手術の付き添いをするときに注意すること(特にひきこもりは…)

前回、手術の付き添いをしたよ、みたいな話をしました。

>>>この記事ですね。

で、実は私は、ひきこもりになってから、3度ほど、手術の付き添いをしたことがあります。その時の経験を基にして、手術の付き添いをするときに注意するべきことを書いていきます。

特にひきこもりがちな人が手術の付き添いをする場合、ちょっといろいろ問題があるので。

手術の時間よりも早めに病室に行く

まず、手術の開始予定時間よりも、早めにいきましょう。

具体的には、30分ぐらい前には到着できるようにしたほうがいいですね。手術着に着替えるとか、色々準備がありますし。

まあ、病院側から「付き添いの方は何時ぐらいに来てください」みたいな説明はあるかもしれませんが、ない場合は、少なくとも30分ぐらい前には病室に居てください。そして、話をするだけでも、手術を受ける側にとっては全然違うらしいです。

不安が少しでも和らぐみたいですよ。私の体験談ではなく、手術を実際に受けた家族の言い分ですけどね。

時間をつぶせるものを持っていく

手術の付き添いで、手術室へ見送った後は、正直に書くと、むちゃくちゃ暇です。病室や談話室でただ待っているだけ、という感じになってしまいますから。

特に、2時間も3時間もかかるような手術で、命に別条がないような手術だった場合は、本当に暇ですよ。

ですので、何か暇つぶしができるようなものを持っていくべきですね。私は本を持って行って読んでいました。

まあ、命の危険があるような手術の場合は、そんなことを考える暇もないかもしれませんけどね。

手術の付き添いの日は予定を入れない

また、手術って、予定通りの時間に終わると確定しているわけではありません。大体の終了時間は教えてくれますけど、長引くこともあり得ます。というか、結構長引きます。

しかも、全身麻酔だった場合は、手術が終わった直後は意識が混濁しているので、意識がある程度はっきりするまで付き添いを、なんて考えていると、本当に数時間ぐらいは付き添わなければならないこともあります。

つまり、手術が終わった後も長時間の付き添いが必要になるので、手術の付き添いをする日は、午前中の早い時間からの手術だったとしても、1日丸々開けておいたほうが無難です。

まあ、ひきこもりの場合だと、何かの用事がある、なんていうことは少ないかもしれませんけど…。

帰るときはビシッと看護師さん等に言う

そして、ひきこもりにとってかなり辛いのが、手術後に、しっかりとした意思表示をしないと帰るのが難しい、ということです。

先程も書いたように、例えば全身麻酔の場合は、手術が終わっても意識が混濁しているし、吐き気などを訴える人もいます。というか、私の家族は吐き気が酷かったみたいです。

とまあ、そんな感じで、いくら手術が成功しても、いつもの調子に戻るのは数時間は先ですし、不安も感じているわけです。

で、そんな状態の家族に「いつまで付き添い続ければいいのか」というのが分からないのです。

全身麻酔からある程度回復するまで、なんて考えていると、かなりの長時間になってしまいます。そもそも、「ある程度回復する」の「ある程度」っていつなんだ、という話にもなりますよね。

しかも、看護師さんやお医者さんのほうから、「もう帰っていいですよ」みたいに言ってくれることは、私が付き添いをした3度の手術では、1度もありませんでした。

つまり、手術後に看護師さんやお医者さんが来たタイミング、もしくはナースステーション等に行って、「もう帰っていいのでしょうか」とか、「用事があるので帰りたいのですが大丈夫なのでしょうか」みたいなことを言う必要があるわけです。

状況的にも、黙って帰るのは厳しいですからね。

この「自分の意思表示をしっかりして伝える」というのが、引っ込み思案になりがちなひきこもりにとっては、非常に難易度が高いのです。

でも、これをしない限りは、延々と付き添う羽目になります。下手をすると、食事をすることも出来ません。

ですので、言いにくいのは分かりますけど、ここは一発奮起して、手術を受けた本人や看護師さん、お医者さんに、「帰ります」という意思表示をしてください。

難しいかもしれませんが、社会復帰の第一歩だと思えば、何とでもなりますよ。