30代中年親父の実体験、その7 入院を経て・・・

30代中年にして懲戒解雇処分みたいな感じで会社を退職、引きこもりになってしまった私ですが、2016年秋に祖父が体調を崩したことをきっかけに少しだけ立ち直りました。

いや、立ち直ったというよりは、身の回りのお世話(見守りや介助)等を行う必要が出てきた、という感じですね。

完全な引きこもりから少し脱出し、介護生活が始まったとも言えるでしょう。

>>>詳しくは前回を見てください。

そんな感じで慣れない介護的な行動をしていた毎日だったのですが・・・

更に、2016年12月に祖父が急に40℃ほどの高熱を出しました。病院に連れて行った所、肺炎と診断され、急遽近くの病院に入院しました。

その時がまたひどくて、入院して点滴等で解熱してだいぶ体調が戻った直後、祖父は混乱してしまったのか、病院内を意味不明のことを言いながら徘徊するようになってしまったのです。

病院から「転んだら困るし、手がつけられないので来て欲しい」と連絡があったので急いで行きました。

普段は立ち上がるのも辛そうなのに、杖も使わずに普通に病院内を徘徊していてビックリしました。

遂に痴呆まで・・・!?と思ったのですが、幸いにも混乱していたのは(徘徊していたのは)2~3日だけで、それ以降は特に問題なく入院してくれていましたが。

正直、よく病院から放り出されなかったものだと思います。(病院は、あまりにも手が付けられない感じになると、これ以上入院お断り、みたいになる場合があるので)

また、既にだいぶ痴呆が進んでいる90代の祖母も、祖父が入院している間はかなり大変でした。

何度「祖父は入院している」ということを伝えても、30分後には「じいちゃんが、いない!」と連呼します。

もう一度入院していることを教えると、

「そんな話は初めて聞いた!」

「何故誰も教えてくれないのか!」

この繰り返しです。

これが祖母が起きているときにずっと繰り返されて、本当に大変でした。夜中に起きて「じいちゃんがいない!」と騒いだことも何度もありました。

私も親も、祖父の入院の世話でかなり手一杯だったのに、更に祖母の相手をしていると、もうかなりキツかったですね。

親からも、

「あんたがいてくれて本当に助かったよ。いなかったらヤバかった・・・。」

みたいに言われるレベルですから。

結局、この生活は2016年12月末に祖父が退院して、多少ましになりました。

マシになったというか、祖母が祖父のことを言わなくなっただけとも言えますけどね。それでもだいぶマシです。

どっちにしろ祖父や祖母の介護(介助や見守り)で、引きこもり云々言っている場合ではないですね。

で、それが続いているのが、今現在の私の状況です。

引きこもりではあるものの、祖父や祖母の面倒(介助等)をある程度見ている感じです。

いつまでもこのままではダメだとは思っているのですが、なかなか抜け出せない・・・そんな状況ですね。

拙い私の話を最後まで見ていただきありがとうございました。