前回の記事の続きになります。自分の子供が大学を留年してしまった、と報告してきた時、基本的には許す方向で動いたほうがいい、ということを書きました。
ただし、大学の留年を許すとはいっても、簡単に許すのは問題です。
なぜなら、簡単に許してしまうと、更に留年を繰り返してしまう可能性があるからです。
大学を留年した子供は、
・むちゃくちゃ怒られたらどうしよう
・許してもらえなかったら、お金の援助がなかったらヤバイな
みたいに思っている場合が多いはずです。
それを簡単に許してしまうと、
みたいな感じで、留年することに対する罪悪感みたいなものを感じにくくなり、
みたいに考える可能性もあります。
(特に大学生という比較的自由な身分をもっと満喫したい、と考えるタイプはそう思ってしまいがちです)
ですので、基本的には大学の留年を許す方向で行くのですが、お金に余裕がある場合でも、学費や生活費は卒業後、返してもらう約束で貸す、もしくは自分でバイトなり何なりして稼がせる、みたいなことは最低でもしておきましょう。
また、すぐに許すというのではなく、
・必ず面と向かって報告してもらう(電話やメール等では済ませないで実家に帰って報告してもらう)
・しっかりと留年した理由を聞く
・子供がどうやって卒業するのか、プランを説明してもらう
・就職活動や状況についても聞く(既に内定を貰えていたのなら留年することでどうなるのか、就職活動と並行して単位が取れるのか、等)
など、多少なりともプレッシャーを与えたほうがいいでしょう。
場合によっては叱る必要もあるでしょうし、よほどのことがない限り、その大学生の子ども自身に原因がある場合が多いので、そのあたりを追求しておくのもいいかもしれません。
ちょっと長くなりましたが、子供が大学留年の報告をしてきたら、基本的には許す方向で、でも簡単に許すのではなく、ある程度条件やプレッシャーを与えたほうがいい、という話でした。
次回は学費や生活費を大学留年した子供に稼がせる場合に注意するべき点を書きます。