子供が大学留年の報告をしてきた場合の対応について前回書きました。
その中で、学費や生活費は出世払いで後から返して貰う約束にするか、自分で稼いでもらうほうがよい、みたいに書きましたが・・・
学費や生活費をバイトをして稼がせる場合に注意する点もあります。
残りの必要単位数にもよるのですが、単位を取ることよりも、バイトで稼ぐことを優先してしまう場合があるのです。
大学の学費や生活費を稼ぐためにバイトを詰め込んで、その結果また留年しましたでは話になりませんよね。
週に1回~2回だけ大学に行けばOK、何ていう場合はよいですが、残り単位数が多くて、学業を優先しなければとてもじゃないけど1年で卒業できない場合は、バイトなんて出来る状況ではありません。
そういう場合は、出世払いで就職後にお金を返してもらう方向で話を進めたほうが無難でしょう。
また、学費を大学側に払うのは、大学にもよりますが、前期だと4月末まで、という場合が多いです。
ということは、留年が決定する時期によっては、その時点からバイトを始めても学費が払えない状況に陥る可能性があるのです。
例えば、2月に留年が決定してしまった場合、そこから即バイトをしたとしても、2月分、3月分のバイト代しか学費に充てることが出来ないでしょう。(バイト先にもよると思いますが)
半期分の学費は、一番安いと言われている国立大学でも25万程度は必要です。2ヶ月でその金額を貯めるのはなかなか大変でしょうし、私立や一人暮らしだともっと厳しいでしょう。
大学によっては多少待ってくれる場合もあるかもしれませんが、この場合も出世払いでお金を貸す、みたいなほうが無難かもしれませんね。
必死にバイトしすぎて体を壊したりされても問題ですし。
ということで、留年をしてしまったら基本的には学業、取れなかった単位の獲得を最優先にしてもらうべきです。次いで就職活動でしょうね。
バイトの優先順位を上げないためにも、場合によっては出世払いでお金を援助する方が良いと思いますよ。
あ、子供の留年を許したいけど、どうしても経済的理由で許せそうにない、お金がない、ツテもない、なんていうときになんとかする方法について、次回書きます。