お金さえあればひきこもりから脱出できなくてもいい?

この記事は前回の続きです。

前回は、ひきこもりからの脱出、社会復帰をするべき最大の理由に、お金を稼ぐ必要があって、お金を稼ぐには社会復帰して働くのが一番手っ取り早い、という話をしました。

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では、お金を稼ぐことが出来るのであれば、ひきこもりから脱出しなくても問題ないのでしょうか?

例えば、元々不動産所得がたくさんあって全く働かなくてもいい人とかなら、ひきこもりのままでもいい人生を全うできるか、そのままで満足できるかというと…そうではないでしょう。

なぜなら、人間には承認欲求というか、社会から認められたい、役に立ちたい、と思う気持ちがあるからです。いくらお金をたくさん持っていたとしても、ひきこもりのままだと社会から認められる、ということは少ないでしょう。

で、社会から認められない、承認欲求が満たされないということになると、精神的に不安定になることも考えられます。

これは、普通に社会復帰して仕事をしていると忘れがちなのですが、例えば、仕事を任せられたり、後輩から頼られたり、上司に褒められたり…といったことでその欲求を満たしているわけですね。

そして、会社を退職したりすると、その機会が減ってしまいますので、そういう意味でもひきこもりは危ない、ということになります。

ですので、お金だけを稼げればそれでいい、というわけではないのが、人間の難しいところ、といえるでしょう。