ひきこもりが脱出できない理由はこんなのもあります。

ひきこもりから脱出して社会復帰することがなかなかできない…という理由は色々ありますけど、実はこういう理由もあります。

それは…現状に既に満足してしまっていて、ひきこもりから脱出しようとか、社会復帰してお金を稼ごうとか思えない、もしくは思いにくい状態になってしまっていること。

だって、別に働いてお金を稼いでいなくても、生活出来ているわけですから。

…それは親の稼ぎや助けがあってこそなのですが、それを敢えて考えないようにして、いや、実は分かっているけど現実から目をそむけていて、今が普通に生活出来ているのだから、別に働かなくてもやっていけるじゃん、みたいな感じになっている可能性があるわけです。

もちろん、ひきこもりのみんながみんな、こんな状態になっているわけではない、ということは書いておきますけど、確実にこういう人もいますよ。特に長期化すると、妙な安心感というか安定してしまうことがあります。

では、そういうやる気がないというか、現状に安心しちゃっている人に対して、どうすればやる気にさせることが出来るかというと…現実を直視してもらうしかないでしょうね。

親のお金で生活出来ているということ、このままいつまでもお金を稼ぐ方法を身につけないのなら、親が退職して、お金がない状況になった時に生活できなくなるということ。

いや、それどころか、親の老後のための貯金を、ひきこもり状態の子供に余計に使ったことで、親の老後のお金も足りなくなって、共倒れしてしまうかもしれません。

だから、出来るだけ早く独り立ちというか、少なくとも自分自身が生活できるレベルのお金を稼いでもらわないと困る、ということをしっかりと話し合うべきです。

そうすることで、多少なりとも、現状が動く可能性が高いですから。