引きこもりだからといって人生に絶望する必要がない理由

一般的に、一度引きこもりになってしまうと、なかなか社会復帰が難しいという状況があります。

実際、私も社会復帰はかなり遠いと自覚しています。

ですが、「引きこもりだから」とか、「社会復帰できないから」といって人生に絶望する必要はないということと、その理由について書きます。

引きこもりから脱出して社会復帰することだけが人生じゃない

まずは、引きこもりから脱出して社会復帰すること、これ自体はたしかに大切なことかもしれませんが、人生はそれだけではありません。

極端に書いてしまうと、そのままずっと引きこもり続けても、あなた自身がいいと思うのであれば、世間体とかを気にしないのであれば問題ありません。

学校を卒業したら、どこかに就職して、結婚して、子供を育てつつ、定年まで働く…これが基本的な人生の道筋だと考える人もいるかも知れませんが、最近ではそういったことも崩れつつあります。

そもそも、「引きこもりからの社会復帰」という言葉自体、複数の意味で使われることがあります。

引きこもりの状態でもいくらでもお金を稼ぐ方法がありますが、それらの方法を使ってお金を稼いでいる場合は、社会復帰しているとみなされるのでしょうか。

それとも、やはり外に出てどこかに就職したり、アルバイトなりなんなりでお金を稼ぐ…ここまでしないと社会復帰とはいえないのでしょうか。

その辺りが人それぞれ違うと思うのですが、とりあえず、引きこもりから脱出するだけが人生というわけではありません。

だから、引きこもりからなかなか抜け出せないからといって、そこまで絶望する必要はありません。

引きこもりなりのメリットもある

ああ、そうそう、もう1つ、絶望しなくてもいい理由としては、引きこもりのメリットもあるからです。

そのメリットとは…自由、ですね。

「いやいや、部屋や家から出ないで何が自由だよ」というツッコミが来るかもしれませんが、少なくとも、時間を自由に使えるというのは、引きこもりの最大のメリットだと思います。

考えてみてください。

1日24時間という時間は、誰にでも与えられているものです。

そのうち、睡眠時間が6~8時間、ご飯やお風呂も入れると8~10時間ぐらいでしょうか。

更に、学生ならば学校で勉強している、宿題をしている時間が、社会人ならば、会社等で働いている時間があります。

特に、ブラック企業なんかに勤めている場合は、睡眠時間やご飯、お風呂などの時間以外、全て会社…なんていう生活を送っているかもしれません。

だから、何か自分自身のことに時間を使えるというのは、学生や社会人の場合、1日のうちでごくわずかしか無いわけですね。

それに対して、引きこもりだと…睡眠、ご飯、お風呂などの時間を除いた、14~16時間は自由に使うことが出来ます。

引きこもりだから「家から出ない」とか「お金を使うようなことはやりにくい」という制約はありますけど、それでも出来ることってたくさんありますよね。

学生や社会人の何倍もの時間を使うことが出来るというのは、本気で凄いことですよ。

考え方一つで、絶望感は少なくなる

といった感じで、引きこもりだからといって、人生に絶望なんてする必要はない、ということを書きました。

現在では、引きこもりでも、学歴がなくても、就職できなくても、お金を稼ぐ方法なんていくらでもあるので、少なくとも人生が詰むなんていうことはないですよ。

それどころか、自由な時間がたくさんあるという、他の人にはないような、非常に素晴らしいメリットもありますから。

どんなものにでも、メリット、デメリットがあります。

引きこもりのデメリットばかりに目を奪われて、絶望感に囚われる必要なんてありません。

むしろ、他の人が出来ないようなレアな体験をしているとも言えるでしょう。

…といったように、考え方一つで絶望かどうか、というのは変わっていきます。

引きこもり状態に対して、ネガティブに考えすぎないようにしてください。