引きこもりの生活習慣を変えるには、一気に変えようとしないで、小さなことからコツコツと行くといいよ、みたいなことを前回書きました。
では、今回は、具体的にはどういう感じで引きこもりの生活習慣を変えていくか、ということについて書いていきます。
外出する生活習慣について
例として、引きこもりが引きこもりじゃなくなる瞬間、要するに、外出がある程度できるという生活習慣を身に着ける方法について書きます。
いきなりの外出は無謀
で、最初に書きますけど、いきなり外出するというのは、無謀すぎます。
引きこもりの期間にもよりますけど、10年単位でほとんど外出していない、とかなら、特に厳しいですね。
外出する場合に必要な準備
なぜなら、外出をする、と一言で書きましたけど、実は外出するときにも準備が必要だからです。
一番重要なのは、外に出ても恥ずかしくない服に着替えることでしょう。引きこもりは、パジャマや部屋着で過ごしている事が多いですから。
特に、長期間の引きこもり中だと、体型が変わってしまって合う服がない、伸びきった服しかない、みたいな人もいるかもしれません。
そういう人の場合、まずは服を調達するところから始めなければならないという、難易度の高い作業が待っています。
また、女性ならお化粧、男性でも顔を洗ったり、髭をそったり、ということは必要でしょう。まあ、大きめの伊達マスクをしていけば、ある程度はごまかせますけど、それでも清潔感は重要ですからね。
まずは着替える生活習慣を身につけましょう
ということで、最初は家にいるときでも外に出ることが出来るような格好に着替える、という生活習慣を心がけましょう。
これなら、10分もあれば着替えることが出来るでしょうから、時間的な問題はほとんどないですよね。
ただ、部屋着やパジャマで過ごしていたのに、起きている間は外に出かけることが出来る格好になるというのは、どうしても違和感がありますから、いやだな、と感じるかもしれません。
その場合、元の部屋着やパジャマ等に戻してもいいですが、少しずつでもいいので、長時間着れるように努力してください。
そして、外に出ることが出来る格好で普通に過ごせるようになるまで頑張りましょう。
もしも外に出る服がないのであれば、>>amazon等の通販サイト<<で購入するか、親に頼んで買ってきてもらいましょう。
親に頼むのは恥ずかしいというのも分かりますけど、親の立場から考えると、引きこもり状態から外に出るという意識が出たというだけでも、嬉しいと感じでいるはずですよ。
続いてメイク等を…
長時間服を着替えていても問題ないレベルになってきたら、後は顔を洗ったり、歯を磨いたり、メイクをしたり…といったことを実践してみてください。
私は男性ですので、女性のメイクにどれぐらい時間がかかるかは分かりませんが、男性だと、10分もあれば十分でしょう。
女性は…1時間ぐらい?ですかね?
これも、ちょっと面倒かもしれませんが、外出するための第一歩と思って、実践してみてください。
外出するにも目的を。
で、着替えも出来るようになったし、顔を洗ったり、メイクも出来るようになったのなら、いよいよ、外出です。
とはいっても、何の目的もなく外に出るというのは、ちょっと難易度が高いです。いや、玄関から一瞬だけ出る、とかでもいいですけど、それは違う感じがしますね。
ということで、外出する目的を考えましょう。
例えば、銀行の通帳をもって、近くの銀行のATMに行って記帳してくるとか。親の買い物を代わりにするとか。なんでもいいですので、10分~30分程度でできるような用事を作って、外出してみましょう。
何も目的がないのであれば、1日30分以上の有酸素運動がダイエットには効果的と言われていますから、ダイエット目的でもいいですね。ダイエットのための散歩というやつです。
このように、無理にでも目的を作ると、外出する理由ができるので、自分で自分を納得させることが出来て、外出しやすくなりますよ。
とまあ、こんな感じで、出来るだけすぐにできるようなことから、少しずつ変えていくことが、引きこもりの生活習慣を変える方法です。
参考にしていただければ幸いです。