【体験談その1】大学を留年、中退しかねない研究テーマは?

今まで数回に分けて、失敗しにくい研究室の選び方について書きました。

>>>研究室の選び方について

>>>研究室は変更できるのか?

ここでは更に、留年や引きこもり、中退にもなりかねないような危ない研究テーマについて書きます。こういう研究テーマは、選ばないほうがいいよ、という意図で。

ただし、最初に書いておきますが、私が書いていることは、「大学卒業という経歴、ステータスだけが欲しい人」「とにかく留年しないで無事に卒業、就職したい人」向けです。

「大学院に進学したい」とか、「研究者として生きていきたい」「ワクワクするような研究をしたい」みたいな人は参考にしないでください。

また、私は地方の工学部出身です。同じ理系でも色々違う場合がありますのでご注意ください。

・新しいものを作る系は危険!

まずは、私が経験した、ヤバイ研究テーマ、つまりモチベーションが下がったり、精神的な苦痛を受けやすい研究について書きます。

それは、「何だかすごくて新しいものを作る!」系テーマです。

理由は、新しいものなので、なかなか研究が進まず、失敗ばかりが続くことになるからです。

あまりにも失敗が多いと、どんどんやる気が下がっていきます。

研究の流れとしては、まずは、似たような研究の参考文献を探します。この時点でもなかなか大変です。

そして、その条件等をパクって(苦笑)研究を試みるのですが、これがなかなか上手く行かないのです。

で、色々条件を変えていく必要があるのですが、これがもう失敗の連続で・・・。

いつまで経っても目標の物が作れないばかりか、その前提となる物すら作れない、という事になりがちです。

真面目に研究しているつもりでも、全く結果が出ない、そして担当教官には早く結果を出せと言われる、そういうことが続くと、それだけでも引きこもりたくなりませんか?

まあ、研究テーマ自体がかなり魅力的で、多少の失敗は物ともしないとか、大学院込みで3年、6年計画で研究テーマに打ち込むつもりとかなら、ナシとも言えませんが・・・。

少なくとも、学部卒という経歴だけが欲しい人や大卒で就職したい人には、とてもじゃないですがオススメできません。

・・・ちょっと長くなってきたので続きは次回に。

>>>こういう研究テーマも危ないです。