大学を留年、中退しない研究テーマの選び方

前回、前々回と、こういう研究テーマを選んだら苦労するよ、みたいなことを書きました。

>>>最初から見たい人はコチラから

今回は、逆に、こういう研究テーマなら結果が出やすく、卒業論文も書きやすく、卒業できる確率が高い、というものを書きます。

ただ、何度か書いていますが、ここで書かれていることは、あくまでも「大学卒業という経歴やステータスが欲しいだけ」「出来るだけサクッと研究を終わらせて卒業、就職したい」という人向けです。

また、私は工学部でしたので研究室での体験談を元にしています。文系の人はまた違う感じになると思いますので注意してください。

・YES/NOがはっきり分かる研究

私的にオススメなのは、YES/NOがはっきり分かる研究です。例えば、とある物質の物性評価、とかですね。

簡単に書くと、どこかで購入できる/調達が楽なモノを「物性を評価するための機械」にぶち込んで、データを取り、物性を調べる、みたいな感じです。

この場合だと、実質、研究することはデータ取りのみ。

そして、その機械で分かる物性があろうがなかろうが、「ある/ない」という結果が出るので、卒業論文に仕上げることが出来ます。

ほぼ100%結果が出る上に、簡単に卒業研究が終わります。

本当、「なかなか新しいものが作れない~」みたいに悩んでいたのが、アホらしくなるぐらい速攻ですよ。

他には、同じ研究室の人が研究していた物質とかなり似ている物質を同じような方法で研究する、というのもアリですね。

この場合の利点は、研究する手順を考える必要がない点と、以前研究していた人の卒業論文をかなり参考にすることが出来る点です。

もちろん、>>前回書いたような事態<<に陥るかもしれませんが、この場合は、微妙に違う物質を使っているので、違う結果が出たとしても言い訳が出来るのです。

まあ苦しい言い訳になってしまう可能性もありますが、とにかく卒業論文を仕上げて提出、発表会で簡単なプレゼンが出来ればいいのですから。割り切りましょう。

・・・まあ自分で書いていても、ズルいというか、こういう考え方はダメなんじゃない?と思ってしまいます。

これはあくまでも、「大学卒業」を第一目標とした研究テーマの選び方です。そこはご理解ください。

また、学部生の場合は、研究テーマを自分自身で選ぶのは難しいと思います。大抵の場合、担当教官から研究テーマを渡される展開になるでしょう。

そのことからも、研究室選びのほうが重要だと思いますよ。

>>>研究室選びの重要なポイントはコチラ